効率的な勉強方法を考える 番外編 〜短答合格への道〜

この内容は
効率的な勉強方法を考えるPart1
効率的な勉強方法を考えるPart2
効率的な勉強方法を考えるPart3

の続きです。読んでいただける方はそちらからどうぞ。



今回は「短答合格体験記」です。part1〜part3の主張を、体験談を交えることで主張のイメージを持ってもらうのが目的です。


正直なところ、短答は直前の勉強方法次第ででかなりなんとかなると思います。特に私のような社会人受験生にとっては、監査法人に早めに転職することも試験合格への早道になります(一般企業に勤めながらの受験は本当に大変です)ので、何より短答を通ることが大切です。


私は短答の範囲のTACの講義(カセット通信)をだいたい聞き終わった(租税、統計、簿記上級はこの時点で手付かずでした)のが4月の中旬で、その時点で短答答練は1つも解いておらず、過去問を解いたところ4割くらいでした。しかし、短答対策がとても上手くいき、71点でしたが無事クリアできました。どこまで一般性があるのか難しいところですが、その方法について書いてみます。


私の計画では、簿記以外の80問で8割64点をとり、簿記で10点とって74点前後で通る予定でした。まあ、簿記は半分捨てていました。管理会計論は得意なのですが、やはり社会人受験だと時間のかかる簿記がどうしてもネックになるのです。
財務会計論を開いて簿記の問題数が予想より多かったのを見たときは本当にあせりました。ちなみに結果を細かく報告すると「監査14点+管理会計論16点+企業法19点+簿記・財務会計論11+11点=71点」です。簿記が想像以上に死んだこと以外はだいたい想定の範囲内(?)でした。


使用した教材は
・TACの短答総合答練(4回分)、短答応用答練(4回分)、全日本短答答練(2回分)
・TACの短答まとめ
・TACが出版している短答用問題集(監査、財務会計論、管理会計論、企業法を1冊ずつ)
です。


簿記と管理会計の計算以外の部分の勉強はすべて同じです。答練、短答まとめ、短答用問題集をすべて解きましたが、短答の実力をつけるには5問1セットと考えてはいけないため、1問1問の正誤を判定し○×をつけ、それぞれあっているか間違っているかをすべて判定し、間違えたものとあっているけど理由があいまいなものにはすべてチェックをいれました。
3つ4つ正誤が判定できて答えがわかっても、残ったわからない選択肢ばかりで本番の問題が構成されれば当然解けないからです。ですから、これらをすべて合わせて、およそ5000問の巨大な○×問題集と考えていました。


まず1回目を解くときに「復習がやりやすくなるように」教材にマークしました。
・1回目でできた問題は以降ほぼ無視
・1回目でできなかった問題は徹底的に復習
したかったので、問題用紙に書き込んで答えあわせをしつつ、○×を間違えた問題は解答集に、間違えた部分にマーカーを順に引き、選択肢番号の左に小さく○×をつけ、簡単に隠せるようにしました


その作業を終えたら、徹底的に復習です。復習は読み込み&正誤判定を
その日解いたものに関してはその日中に3回
行いました。特にその日の3回目は
1個間違えたらはじめにもどるルール
適用してプレッシャーをかけました。


その作業をGWの半ばくらいまでにすべて終え、あとはとにかく復習の回数を重ねました。仕事のある日は難しかったですが、ない日に関しては5000問のうちマーカーを引いた問題を一日最低1回は読み込み、正誤判定をしました。特に試験初日の10日前から3日前に関しては、繰り返しで時間効率が上がっていることもあり毎日最低1回読み込み&正誤判定をやりました。徹底的な繰り返しの威力は絶大で、その5000問に関しては最終的にはほぼすべて間違えなくなりました。回数にしてだいたい、15〜20回くらいは復習を回しました。とにもかくにも短期間で短答の実力をUPするには


同じことを繰り返す精神的苦痛に耐え、このくらいの復習でできるかもという幻想を捨て、短期記憶が存在するうちに、徹底的に回数をかせぐ


が基本だと思います。毎日続ければ、海馬にも保持され続けますから効率も落ちないですし。
簿記に関しては、、、何もいえません。目下の最大の課題でもありますしね。管理会計に関しては、得意な科目であまり苦労をしていないので、これも何もいえません。




ブログランキングに参加しています。1日1クリックまでポイントがつきますので、よろしければこのバナーのクリックをお願いします。



効率的な勉強法を考えるpart4 〜記憶術〜に続く