効率的な勉強法を考える part8 〜エピングハウスに挑戦3〜

今日は、ちょっと縁があって、科目・短答合格の方と飲んできました。みなさん、とてもいい方で一緒に楽しく働きつつ勉強できそうでよかったです。一番印象に残っているのは


実は、連結を未習の状態で本試験を受けてきました


ってカミングアウトすると、全員におどろかれたこと。見事にいろいろ突っ込まれました。聞き終わらなかった授業も結構ありますからねえ。監査論と企業法は授業を聞き終わったのが短答1ヶ月前で、簿記は上級をまったく聞けず、租税は短答終わってから授業を消化してました。とりあえず、短答は以前に述べた短答対策で無理矢理クリアできましたが、社会人だと、こんな状態で受験してる方、結構いると思います。時間の管理がつらいところですが、来年は環境が劇的に勉強しやすくなるので、もう少しきっちりがんばります。


この内容は
効率的な勉強方法を考えるPart1 効率的な勉強方法を考えるPart2
効率的な勉強方法を考えるPart3 効率的な勉強方法を考える番外編
効率的な勉強方法を考えるPart4 効率的な勉強方法を考えるPart5
効率的な勉強方法を考えるPart6 効率的な勉強方法を考えるPart7

の続きです。読んでいただける方はそちらからどうぞ。


以下本文です。


22.2種類の復習

復習は大きく分けて2種類、細かく言えば3種類あると思います。
・実力を測るためのテスト
短期記憶を長期記憶に変換するための復習
長期記憶を維持、強化するための復習
です。


当然重要なのは後半2つですが、少々やり方が異なるので、気をつける必要があります。議論を進めるためにもう一度「短期記憶」と「長期記憶」の特性をまとめておきます。(長期記憶も、ただ忘却速度が遅いだけで忘却することに注意してください)


      記憶速度  忘却速度   意味の理解や関連付け             記憶の型
短期記憶:  早い    早い    重要でない(丸暗記できる)       ランダムに格納できる
長期記憶:  遅い    遅い   重要(丸暗記は短期記憶より難しい)  ネットワーク型が多い


短期記憶を長期記憶に変換するタイプの復習についてはすでに述べたように
短期記憶が存在する間が勝負であること
ランダムに覚えられる短期記憶からネットワーク型の長期記憶に変換するには意味の理解や関連付けが必要
という2点を意識することが重要です。


次に、長期記憶を維持・強化するにも復習ですが、これはさほど難しくありません。すでに一定の理解や関連付けがなされているわけですから、完全に忘れてしまう前に復習すれば自然と神経回路が刺激を受けて増強されます。(むろん、理解や関連付けを深めたほうがより、強化されることには変わりはありません)ですから


一定の間隔ごとに復習をきちんと行う


ということを守ればそれでOKだと思います。この場合、個別の論点をすべてやり直す必要はなく、総合問題を定期的にとくという形式がよいと思います。ただし、2つ目の復習がなされていない時点での3つ目の復習は効果がなく、簿記でいえば個別論点を正確にアウトプットできるようになっていなければ総合問題を演習する意味はあまりないと思います。まあ、簿記に関してはそんなえらそうなことをいえるレベルではないんですけどね。




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効率的な勉強法を考える 番外編 〜仕事と勉強の両立〜に続く