効率的な学習法を考えるpart14 〜予習+講義+復習+答練=∞ 〜「予習+復習サイクル」〜

ちょっと、更新が滞ってましたね。実は去年は12月31日まで仕事で、最後の4日間が一番山場でした。普段、睡眠時間を削ると効率がおちるので、できるだけ削らずにいくのですが、この4日間は4時間睡眠で乗り切りました。おかげで、1月1日は、文字通り寝正月。20時間くらいは寝てましたね(笑)。年が明けてもう少し勤務が残っているので、ぎりぎりまでがんばって引継ぎです。


連結については、本当はもう少し書きたかったのですが、確信がもてないのでもう少し自信をもって書けるようになるまで、放置です。今のところ、(埋没連結は存在しないことがわかり)資本連結を一通り終えて、成果連結と資本連結の応用論点に入っています。手ごわくて、それだけに制覇したいのが


少数株主持分、利益剰余金期首残高、成果連結の売上原価、自己株式、税効果関係


といった勘定の仕訳。切るだけならできるのですが、頭の中で要素や意味としてはっきりと理解し、イメージを持って仕訳をきることは、まだできていない感じです。なんとか、手で仕訳をきりつつ、頭の中では意味解釈でまわせるレベルになるために試行錯誤しながら考え中です。


ちょっとさすがに、今までのページのリンクを全部張るのは長ったらしくなってきましたね。ということで、はじめの一回にだけリンクをはることにしました。

この内容は続き物になっています。
効率的な勉強方法を考えるPart1
から順に続いていますので、できればそちらからお読みください。


以下本文です

番外編.仮定の裏づけ 〜雑誌Newtonより〜

効率的な勉強方法を考えるPart7 効率的な勉強方法を考えるPart8 効率的な勉強方法を考えるPart9 
あたりで考えた「短期記憶−長期記憶」構造の理解は効率的に勉強を進める上でとても大切です。教師と個人としての経験上、かなり自信はあり、いろいろと調べた結果でしたが、仮定をしている部分も多くありました。そこで、記憶に関する研究について調べたりしていたのですが、ちょうど雑誌Newtonの最新号でその特集がされているのを発見しました。30ページにわたる特集記事で、わかりやすく書いてありますので、一度読まれてみてはいかがでしょうか。Newtonの公式サイトへ


さて、要点だけ書いてみると
短期記憶と長期記憶は構造的には同じ変化(化学反応)
この変化は短期間に情報が何回か流れれば自然に形成
その変化は時間がたつと元に戻る変化(可逆)
長期記憶はその変化を固定したもので、固定されると基本的には安定化する
その固定にはたんぱく質の合成が必要で、その合成には少々時間がかかる
たんぱく質を合成するためのドライバーはまだはっきりわかっていない
だそうです。と、いうことで方法論に対する確信が深まりました。同時に、「短期記憶→長期記憶」に変換するという最も重要な部分は「帰納的考察と仮定」に頼らざるをえないこともわかりました。


36.「アウトプット→インプット」サイクルの管理と極小化

さて、「短期記憶→長期記憶」に変換するためには、「理解する」といった根源的なことも大切なわけですが、実戦的には「アウトプット→インプットサイクルの管理と極小化」が最も大切だと思います。(特に、管理可能差異である、という意味において


企業法は、前回述べたように緊張感を保つために通学にしようと思っていたのですが、通信に切り替えることにしました。変更がきいてよかった。こういうところは小規模予備校の特典ですね。変更する理由がこの「アウトプット→インプットサイクルの管理」です。


AXL、というか、おそらく一般に資格試験予備校の論文問題集では、テーマ毎に分類されていますよね。それ自体は、悪いことではないのですが、AXLの授業では、例えば分野Aと分野Bと分野Cの問題が3問ずつあるときに、3日で授業をする場合、1日1分野を学習する、というスタイルなんですね。でも実際には


初日 →各分野の1問目
2日目→各分野の2問目
3日目→各分野の3問目


といった授業の方が定着しやすいのです。理由は簡単で、こういった方法で学習すると


初日と2日目の間の学習が、初日の内容の復習と2日目の内容の予習をかねている
授業を受けて修正した考え方でアウトプット(予習)するチャンスが2回ある


というメリットがあるからです。初日にA分野を3問やってしまうと、予習の段階で、同じような考え方や論点で引っかかることになりますよね。それよりも、1回目にひっかかった内容を修正して、2回目、3回目のアウトプット(予習)をしたほうがよいと思いませんか?要するに


まとめてアウトプットをすると、各アウトプット間で進化はないが「アウトプット−インプットサイクル」を短くして、回転数を上げれば、インプットによる修正を加えたアウトプットができる


ということです。ですから、


「一問予習→解説聞く→関連した次の問題の予習→解説聞く・・・」


というサイクルを作るために、カセット通信に切り替えることにしました。


他の予備校の上級講義がどういう構成かはわからないのですが、少なくともAXLの「企業法鉄人化計画」を取ってらっしゃる方はこういう勉強のされ方をするのがいいと思います。




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