効率的な学習法を考えるpart12 〜仕訳忘却防止=理解への道3〜

この内容は
効率的な勉強方法を考えるPart1 効率的な勉強方法を考えるPart2 効率的な勉強方法を考えるPart3
効率的な勉強方法を考える番外編 効率的な勉強方法を考えるPart4 効率的な勉強方法を考えるPart5
効率的な勉強方法を考えるPart6 効率的な勉強方法を考えるPart7 効率的な勉強方法を考えるPart8
効率的な勉強方法を考えるPart9 効率的な勉強方法を考えるPart10 効率的な勉強方法を考えるPart11
の続きです。読んでいただける方はそちらからどうぞ。


今日は、part10,part11の記事の実践レポートです。


うーん、いいですねえ。この方法。今まで書いてきた方法論の中でベスト1の気配がしています。短答免除レベルの方はみなさんできていらっしゃるような気もしますので、簿記を苦手とされている方に特にお勧めします。


仕訳を切れるけどイメージがつかないしすぐ忘れる、という方はだまされたと思って1週間くらい実践してみてください。多分、始めは苦労される方が多いはずです。しかし、「苦労される」という事実こそが、仕訳と簿記要素のつながりの理解があいまいであることを意味し、(この方法論をとるかはともかくとして)何らかの工夫と努力をしなければならないことの証明になっているといえると思います。


方法論に関しては効率的な勉強方法を考えるPart11に、理論考察については効率的な勉強方法を考えるPart10にまとめてありますのでそちらを先に読んでみてください。


以下本文です。

31.このルールのポイント

2日間このルールで仕訳を切ってきましたが、今までよりかなり仕訳のイメージがつくようになっていると思います。このルールの最大のポイントは


「書く習慣をつける」という外観的制約により、「簿記要素を考え、財務諸表とのつながりをイメージする」という内面的行為を担保する


ことです(ちょっと、監査論みたいです)。「問題を解く」のはただの「過程」で、「最終的にできるようになること」が大切だ、ということはよく分かっているつもりなのですが、やはり「仕訳」が切れてしまうとそれで満足してしまうことが多いため、こういった制約を自分に課すことにしました。要するに「仕訳を切れるだけでなく、簿記要素とのかかわりまで理解していなければ書けない」という方法論を導入することがポイントです。

32.実践の感想と副産物

実践していると、思わぬ副産物もありました。まず


きれる仕訳で、実はわかっていなかったものが結構ある


ことがよくわかりました。仕訳がきれるけど、要素は?って考えると「ん?」ってなるもの結構あるんですよね。特に「セットで記憶になっている仕訳」です。
例えば、最近やっているところでは、連結の「関係会社株式と少数株主持分と連結調整勘定と評価差額と利益剰余金期首残高」とか。組み合わせを覚えていて、貸方と借方の切りやすい方から切ってしまっていたのですが、この方法を始めてから、単品の仕訳の意味を考えるようになったので、どの順でも仕訳が切れるようになりました


それから、なんといってもそれぞれの仕訳がP/L、B/S、連結財務諸表に与える影響をイメージできるようになりつつあることですね。というか、今までそれが出来ていなかったことが問題なわけですが。
特に「ストックとフロー」が強く意識できるようになったのが大きいと思います。


仕訳が切れるけど、理解できていない、すぐ忘れる、という方には激お勧めです。始めは大変ですが、理解が深まり、実力がつく方法だと思います。もう少し、気になっていること、書くべきことがありますので、しばらく実践してまた追加レポートを書きます。




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