ケアレスミス撲滅運動3

 復活です。1月頭に退職したとはいえ、引継ぎやら、後処理やら、人を育てることやら、やるべきことが山積みだったので、先週までは土日はずっと前職の後片付けをしておりました。つまり


月〜金:監査法人勤務
土日:前職の残務整理


というスケジュールだったわけで、かなり大変でした。今週からは土日がきちんとありますので、無事に予備校にも通うことができるようになりました。


ちなみに、今日の勉強は
①昨日の監査論の答練の復習
②答練 財務諸表論+復習
③答練 企業法+復習
でした。8時間くらいかな?計算をやらないとだめですねえ。その後は、明日から向かう新しい現場に向けて準備準備。仕事しながら勉強してると思いますけど、監査調書の作成の目的は、第一に


次年度以降の監査に役立てること


ですね。いやー、過年度調書を理解していかないと仕事になりません。監査論の問題で問われたら、これを第一に書きそうです(笑)。


以下本文です。今日は、私がミスについて気をつけていることをいくつか書いてみます。

4.ケアレスミスを減らすために実践していること


計算科目では、下書きを規則正しく書くこと
これ以外と大切です。ごちゃー、って下書きを書かれる方もいらっしゃいますが、私は規則正しく下書きをしています。やってみると気づくのですが、下書きを規則正しく書いても、ごちゃっと書いても時間はかわりません。(誤解を受けないように説明しますと、書く量は変えません。ただ行をきちんとそろえて書くだけです)行をそろえて書いた方が読み違いや、ミスは減りますし、見直しのときに便利です。


ミスは確率でなく、期待値を意識すること
単純ミスが発生する確率はあまり問題によりません。問題の前半でも後半でも同じような確率で計算ミスがおきます。でも、問題のどのあたりでケアレスミスをするかによって、失う点数は全く異なります。当然前半であればあるほど多くの点数を失います。ですから、ミスによって失う得点を減らすという観点から考えたときには、ミス発見のための資源を相対的に前半に集中させるほうが効率的なミス発見につながるんです。「どこでミスをしたら致命的か?」を考えつつ計算のチェックをすることは大切で、要するに、リスクアプローチです。


チェックするタイミングに気をつける
これも、重要なのですが特に簿記や原価計算では計算そのものに時間がかかります。ですから、大問をとき終わってから計算チェックをしてミスが発覚するとまた時間がかかります。でも、こまめにミスをチェックすればやり直す両はたいした量にはなりません。特に、続き問題の前半の計算のチェックはこまめにやるほうが効率がよいでしょう。


問題文を読みながら、見落とすとまずい部分には蛍光ペンでマーキングをすること
試験当日は絶対に緊張します。1年の勉強の結果が一回の試験で計られるわけですから当然です。以前にその根拠を書きましたが、人間は緊張すると記憶の検索が上手くいかなかったり、注意力のキャパが少なくなります。でも不思議なことに体が覚えていることはできるんです。例えば、緊張のあまり自転車がこげなくなる、とか、泳げなくなるとかはないですよね。
主張としては、「頭で気をつけること」を「体の動きや癖」に変換しておくことで、緊張するという状況下においてもミスの発生しにくい体質を作ろうということです。具体的には、やはりマーカーの使い方だと思います。問題文で見落としてはいけない条件やフレーズには問題を読みながらマーカーをひく癖をつけるほうが良いでしょう。
特に短答では、「正しいもの」か「間違っているもの」のいずれを聞いているのかはマークをしたほうがいいと思います。